もはやB級という言葉がある種サブカル的褒め言葉、もてはやされるようなものである今、少し前のB級の感触を思い出させてくれるような作品。
画質や空気感妙に懐かしい。ああこういうのロードショーで見ていたよね、これ本当に2011年製作なんだろうか？というような感じ。90年代、00年代初期のB級クリーチャー映画のような雰囲気にとてもくすぐられた。特にタイトルロゴ。タイトルロゴの出来が冗談抜きでピカイチ。
特殊メイクもかなり趣味の悪いメイクがバリバリ。しっかりしたミニチュアに、クリーチャーは造形物。製作のやる気はめちゃくちゃ伝わってくる。
ツッコミどころや欲張りすぎた感じはあれど、思い返してみると内容もそこまで過度に文句を言う程でもなかったかなと。
ただ、役者の演技だけはハナについた。
どうやってもB級の域は出ないし、チープなのも否めない。しかしこの手のが好きな人間は絶対いるので、埋めとくにはもったいないなあと思いました。
B級が好きな方、見ていいかと思います。
