キバたん

グレイ・ガーデンズ 追憶の館のキバたんのレビュー・感想・評価

3.9
1930年代母イーディスが裕福な父と離婚して年頃の娘イディとグレイガーデンズのお屋敷に引越しをした。時が経ち1971年に役所から衛生状態の理由で立退命令が下された。それでもイーディス親子は同じ場所に住み続けた。その後メイズルス兄弟に撮影を頼まれて母と娘のドキュメンタリー映画の撮影が始まった…前情報なしに観たらイーディス親子の日常生活の変化がどんどん明かされていき驚いた。以前はお手伝いさんがいて綺麗に整えられたグレイガーデンズ。その後水道水も暖房も止まりアライグマや猫と生活するようになりお屋敷は朽ち果てる。娘と母が似ていて心が若いまま時代はずっと止まったままの親子。病的にポジティブなイーディス親子が後半、現実的な会話をして感動した。ゴミ屋敷に暮らす2人がどんな日常生活送っていたのかドキュメンタリーが気になった。レトロファッションなドリューバリモアが可愛いかった。親子共依存の恐ろしさが観れた。