たく

デデという娼婦のたくのレビュー・感想・評価

デデという娼婦(1947年製作の映画)
4.2
ラストがすごい。
それまで彼の暴力に怯えて逆らえなかった彼女が、本当に愛する男を殺されて吹っ切れたときの残忍な恐ろしさ。
ラストで出勤の自転車集団とすれ違って車で去っていくという明暗の対比もすごい。

不幸な女には不幸がつきまとう。
甘い夢と現実の厳しさちゅーことね。
シモーヌ・シニョレにはこういう作品が似合うよね。
1947年作品ということで、まだ彼女の若い頃の作品。
この人、ファニー・フェイスなんだけど味があるんだよね。「年上の女」とか最高だったな〜。
たく

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