MoviePANDA

ヴァリデーション(原題)のMoviePANDAのレビュー・感想・評価

ヴァリデーション(原題)(2007年製作の映画)
4.5
『“笑顔”と“誉める事”がもたらす力』

我が尊敬すべきイトシイシトのオススメを受け、満を持して鑑賞!120分の下手な映画よりも得られるこの幸福感は何だ?

まず冒頭、誉められる側で見せる事により、観ているこちら側がハッピーな気分になる事と、主人公の素晴らしさを同時に描いていて、一気に物語に引き込まれました。“彼女”との出会いの免許証のくだりだけ、何か違う描き方はなかったのかという思いもありつつ、そんな事は気にならなくなりますね(^∇^)

先日ある講演会に参加しました。
講師は接客アドバイザーの北山節子さんという方。北山さんは、新宿伊勢丹のカルバンクラインに配属された際、3年で店長に昇進。売場を1階メインフロアに昇格させ、同ブランドの売場単位売上日本一を記録するまでに成長させた接客スペシャリストです。

その方が小学生だった時のエピソード。100人で走ったマラソン大会、結果は100人中 100位。周りからはバカにされ、せつない気持ちで帰宅。すると…玄関の前でお父さんが待っている。『順位を言うのいやだなぁ』という気持ちでお父さんのもとへ。すると、満面の笑みのお父さんは開口一番、
父『完走出来たのか?』
娘『うん。でもビリだった…』
父『でも完走したんだろう!いや、スゴい!よくガンバった!けがはなかったか?』
娘『うん!』
父『いやぁ、スゴい!お前は朝くつ紐結ぶとこからガンバってたぞ!よくやった(^∇^)』
後日、クラス全員で好きなものを発表する機会が。そこで、北山さんは何と『マラソンが好きです!』と答えたのです!クラスの全員から笑われたそうです。でも、北山さんはお父さんに誉められた事で本当にマラソンが好きになったんです。そして、その後もマラソンを続け、高校の時には何と駅伝の選抜メンバーに選ばれたそうです!ボク、恥ずかしながらそのお話を聞いて涙ρ(・・、)本当に素晴らしい親御さんだなと心から感心したと共に、“笑顔”と“誉める事”がもたらす力とは偉大だなと改めて感じました。

この映画も、そんな“笑顔”と“誉める事”がもたらす力の素晴らしさを描いています。興味を持った方に、本当に観ていただきたいのであらすじや描写などあえて詳しくは記しませんね(^-^)

笑顔で善い行いをすれば自分に喜びとしてそれは帰ってくる。だからこそ、そう願うばかりで終わらせるのではなく、口角上げて唇に微笑みを゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+
MoviePANDA

MoviePANDA