安楽死の正当性を訴えて世論や法律と闘った実在の医師の話。
生きることの一部分に死が含まれるなら、生きる権利と同様に死ぬ権利も存在するのか。
最愛の母の死を経験し、愛する人の死の苦痛を軽減してやりたいという発想から安楽死の選択を可能にしようとした医師。
患者を救うことが医者の仕事なら死の苦しみから救うことも医者の仕事ではないのか、苦しみながら死を待つだけの状態から患者を救うのは医療サービスの一環だと彼は言う。
しかしそこに大きく立ちはだかる宗教と法律。
人びとの苦しみを癒し、救う事をモットーにしている宗教からしたら、自殺や安楽死を認めることは宗教の無力を認めるようなものなのでしょうか。
アル・パチーノの声が好きだ。
強い目力と背を丸めた歩き方の演技も良い。
自分の最期を想定した場合、苦しみが続いたり周りに迷惑が掛かる状態なら安楽死という選択肢はあると思う。
宗教に関係無く世界中で自殺者が増加してるというニュースを見ると、悲しい事ではあるけど最後に自死を選択してる人が確実に増えているという事ですね。