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ドレミファ娘の血は騒ぐのimaponのレビュー・感想・評価

ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)
4.6
洞口さんのデビュー25周年の映画祭以来12年ぶりに鑑賞。
個人的には邦画界中、最も上手なターンを見せてくれる映画。くるっと回る練習。
兎に角出るシーン出るシーン洞口依子の可愛さがとてつもない。

加藤賢崇の声と演技も堪能する事ができる。
そして今回、洞口依子はビデオ画質のシーンでのテルオカくんとの素っ気無いやりとりがそこはかとなくユーモラスである事、裸要員の麻生うさぎのキャラがとても魅力的な事を再発見できた。

自分は若い頃観て退散したゴダール。その影響が色濃いらしい。今さらゴダール再挑戦する気はないが。
意味の解らん哲学心理学的側面で当時の文化系大学生のニセっぽい雰囲気を出していてキャンパスのロケ地、建物も魅力的。どこの大学かと思ったら現在は新国立劇場となっている東京工業試験所跡だそうな。

元はロマンポルノで「女子大生 恥ずかしゼミナール」が原題。
お蔵入りした理由は主演女優のSEXシーンが無いから。
それでも股間から後光が刺す、和製デュランデュラン対バーバレラみたいなシーンで脱いでるよ。
新自由心理学教授・伊丹十三の寝言。

あと、ひろ子の「カ・イ・カ・ン」より
依子の「ブラームスの子守唄」って事で。
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