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キューティー&ボクサーのdionemishのレビュー・感想・評価

キューティー&ボクサー(2013年製作の映画)
4.8
U-NEXTでたまたま見つけ、タイトルとサムネ画像に惹かれて軽い気持ちで観たら刺さりまくった傑作

ニューヨーク在住の、撮影当時80歳の現代美術家、篠原有司男。そして、40年前に彼と知り合って以来妻として彼に寄り添う画家・乃り子。
決して成功したとは言えず、貧乏な生活を続けながらも、なおアーティストとして活動し続ける2人のバイタリティとその夫婦愛に圧倒された。

ギュウちゃんは80歳とは思えない若々しさだし、彼に寄り添う乃り子さんが本当に魅力的な女性で、2人とも純真な魂のままこの年まで生き続けているのだと思った。
お互いこの人じゃなきゃ一緒にいれないだろうと思わせる、愛、愛、愛。
ラストのボクシングシーンのカタルシスたるや!素晴らしいシーン。あのシーンは最近見たどんな映画よりも美しいと思った。

どうしても言葉が聞き取りにくい箇所があったのでそこだけが残念。
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