CAFCA

鑑定士と顔のない依頼人のCAFCAのレビュー・感想・評価

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
4.0
面白い、話も展開も映画としても

この映画は、バッドエンド派が多数だけど、ハッピーエンド派がいる。

よくよく考えればどっちとも取れる。
単に、胸糞映画‼︎!ってわけじゃない。

しかも、ただ曖昧に描いたってよりは、あえてどちらとも取れるようにしている(という意志を感じる)。

ハッピーエンド筋を仄めかす描写、重要なワードがところどころある。

そんな面白い映画。

(以下ネタバレ)














もしかしたら真実の愛だったのかもしれない。

騙す中で、次第にヴァージルのことを愛してしまったという可能性もある。あのキスや涙は偽物?本物?

裏の裏で、ヴァージルだけが真実の愛を見抜いていた。観てる人が騙されたってこともありえる。

もしそうなら、「連れを待っている」は、マジであの店で会う予定でクレアを待ってるとも取れる。

クレアは<贋作の中の本物>だったのかも。

騙されたのは本当?騙されたとしても、クレアの愛が確かだとしたらハッピーエンド?そもそもハッピーエンドってなに?
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