ちゃあさん

鑑定士と顔のない依頼人のちゃあさんのネタバレレビュー・内容・結末

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

天才的な鑑定士であり、競売士である立場を利用し、高額になる絵画を、仲間と組んで競売で安く落として私服を肥やす主人公。

ある日、鑑定を依頼されるが、依頼人はなかなか顔を見せない。次第に苛立つが、依頼人が極度な広域恐怖症なのが明らかになる。しかし、依頼人の顔をなんとか覗き見てみると、なんと絶世の美女。

人を信用しない初老の鑑定士は、なかなか顔を見せない彼女に初めて恋心をいだき、しまいには結婚までしてしまう。
しかし、それは全て仕組まれた罠だった。。。

途中でこれ全部罠なんじゃないの?と思っていたら、やはりそうだった。うまい話はない。

どこを楽しむ映画なのか悩む。
手に入れた全ての絵画を奪われて廃人になるが、初めて真実の愛を抱いた彼女を待ち続ける。。
悲しい、悲しすぎる。
ジェフリー・ラッシュの演技は素晴らしく、この作品はそれを楽しむような気がする。気品があっていい。