2018年51作目
以下、個人の感想です。
まず、タイトルがもったいない。
原題のままが良かった。
この作品の肝になるのは、
「いかなる贋作の中にも必ず本物が潜む」
感想でハッピーエンドと、
バッドエンドで意見が別れるのは、
ヴァージルがクレアとの贋作(恋愛)の中で、
本物(愛)を知ることが出来たとするか、
本物(愛)を追うあまり全てを失ったとするか。
確かに、ヴァージルが雨の中で暴行されたシーンで、
助けに行くクレアの挙動は本物の愛で動いた瞬間だった。
(クレアは暴行の作戦を知らされていなかったのかな?)
ただ、結果として全て失ってんだから、
バッドエンドだろーよと思う。
あんな哀れなおっさんの最後ある?
きっと途中までは、
お互いに掛け違えてきたボタンが、
上手くハマったと思ってたのかね。可哀想。
ラブとミステリーが混じってるから、
ヴァージルに感情移入しすぎたり、
伏線回収に意識置きすぎると、
話が理解しづらくなる。
でもヴァージルに感情移入しちゃう。
冷静になると、そもそもこの人悪党だからね。
そういう意味でビリーからの仕返しは、
ヴァージルへのThe Best Offerだったわけです。