さよなら種田

鑑定士と顔のない依頼人のさよなら種田のレビュー・感想・評価

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)
4.3
前情報一切無しで観るべき作品

よくもこんな酷な事を…

著名な鑑定士の主人公は他人と距離を取りながら生き深く関わらない人生を過ごす。
そんな彼が広場恐怖症で引きこもりのクレアと出会い惹かれ合っていくお話。


おじいちゃんと若いお姉さんの恋愛ですが
難ある2人の恋愛模様は見ていて応援したくなります。主におじいちゃんを。

はじめは姿も見せない女性を
何とか外に出す為努力する主人公の行動。

そんな人が苦手な主人公に親近感が沸き
気を許していくクレア。

人を近づけないはずのクレアが
親しく話す電話口の相手は。


主人公に信頼され、人形を作っていく機械職人が
多数の女性と関係がある雰囲気を怪しむ主人公。

いくつかの伏線が繋ぐものは
浮気、寝取られに収束されるかと思わせる演出。
見事に裏切られました。


序盤で好意では無く好奇心と言う主人公も
結局は下心があるんですね。
見方を変えると、最初から仕掛けられているのが分かります。

一体どのジャンルに当たる作品なのか
さよなら種田

さよなら種田