鑑定士と顔のない依頼人の作品情報・感想・評価・動画配信

鑑定士と顔のない依頼人2013年製作の映画)

La migliore offerta/The Best Offer

上映日:2013年12月13日

製作国:

上映時間:131分

3.7

あらすじ

「鑑定士と顔のない依頼人」に投稿された感想・評価

Duckfeet

Duckfeetの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

映画館で最初に観た時はそれほど面白いと思わなかった。映像は綺麗だし、ストーリーも凝ってはいるが最後がもやもやすると思っていた。

しかしストーリーを全部知ってから見直すと全てが違うものに見えた。

著名な鑑定士のヴァージルは、白髪を染め一分の隙もないスーツ姿。高級レストランで自分のイニシャルの入った食器で1人で食事をする。人との接触が嫌いで常に革手袋をはめている変人。そんなヴァージルの至福の時は、隠し部屋いっぱいに架けられた女性の肖像画たちを眺めること。

彼は鑑定士として競売を行うかたわら、売れない画家のビリーを使い、気に入った肖像画を贋作と偽り安値で競売にかけ、ビリーに買い取らせて自分のコレクションにしていたのだ。

そんな彼の元にクレアという女性から、両親の遺した美術品を鑑定してほしいと依頼が入る。しかしクレアはヴァージルの前になかなか姿を見せない。実は彼女は広場恐怖症という病気で15歳から27歳の現在まで外に出たことも人と顔を合わせたこともないという。

壊れそうなクレアに次第に心を惹かれていくヴァージルだが、女性経験のない彼はどうしたら良いかわからない。そこでロバートという若くてハンサムな機械修理人に恋愛相談をするようになる。一方でクレアの家の地下室で見つけた機械部品を勝手に持ち帰り、価値あるカラクリ人形の一部ではないかとロバートに組み立てを依頼する。

次第にヴァージルに心を開いていくクレア。広場恐怖症になったのは、15歳の時に旅行でプラハに行き、時計のある広場のNIGHT AND DAYというカフェで付き合っていた男性と楽しい時を過ごしたが、観光を終えた時に車が飛び込んできて男性は亡くなってしまったと打ち明ける。その後クレアとヴァージルは結ばれるが、クレアは「これから何があっても私があなたを愛していることは真実よ」と言う。

なんとかクレアを外に連れ出したいヴァージルだが上手くいかず、ロバートに物事は予想もしない時に突然動き出すものだ、焦りは禁物と諭される。その直後、ヴァージルがクレアの屋敷の前で車を降りると突然暴漢に襲われる。雨の中血を流しながら道に横たわるヴァージル。やっとのことで電話を取り出しクレアにかけ「外」とだけ伝えると、窓から彼の姿を見つけたクレアが門のところで一瞬ためらった後外に出る。大きな声で夢中で助けを呼ぶクレア。病院に運ばれる際にも一緒についてきているクレアを見て微笑むヴァージル。

外に出られるようになったクレアを自宅に誘い、2人は一緒に暮らし始める。そして人との触れ合いを初めて知ったヴァージルは、イギリスでの競売を最後に鑑定士を引退してクレアと2人の時間を楽しむことに決める。イギリスの競売にはビリーも来ており、「寂しくなるよ。君が信じてくれていたら僕も偉大な画家になっていたのに。絵をひとつ送ったよ」と別れの言葉を言われる。

イギリスから帰るとクレアの姿はなく、クレアの屋敷にあったはずのクレアの母の肖像が置いてある。それを持って隠し部屋に入ると、コレクションの肖像画は全て剥ぎ取られており、ショックを受けたヴァージルは気を失いそうになるが、視線の先にロバートが修理しているはずのカラクリ人形があることに気づく。人形はロバートの声で「いかなる贋作の中にも必ず本物がひそむ」と繰り返す。そしてクレアの母の肖像の裏にはビリーからのメッセージが。肖像画がビリーが描いたものだったのだ。全てはビリー、ロバート、クレアが仕掛けた詐欺だったことがわかる。

精神病院で廃人のようになっていたヴァージルだが再び動き始める。クレアは恐怖症どころかこの1年半に何度も家を出ていたことがわかり、ロバートの店はもぬけのカラ。クレアの屋敷と思われていたところは別の人物の持ち物で、ロバートに貸し出されていたことがわかる。

しかしヴァージルは「全ての贋作の中にも必ず本物がひそむ」ことを信じ、プラハに家を借りてNIGHT AND DAYに向かう。ウェイターに「お一人ですか」と聞かれ「人を待っている」と答えるシーンで映画は幕を閉じる。

人嫌いだったヴァージルがクレアに出会ったことによって次第に周囲の人を信じ心を開いていく様子は見事。食事の時もはめていた革手袋が次第に脱げていく様子も面白い。肖像画のある隠し部屋でのヴァージルの様子も時間経過とともに変わっていく。1度目には気付かなかったが、ビリーやロバートのセリフの中には真実を語るセリフがいくつも隠されている。秀作であった。
とんでもないどんでん返し
Tatsuya

Tatsuyaの感想・評価

4.2
いやーやられました!

こんな時代だと先にレビューみてから映画観るなんて機会がかなり増えてしまってるんだけど、久々に何の前情報もなく観たのが功を奏しましたね。

生涯孤独だった老人の人生の転機が変わりゆく様を描いた作品です😌

このレビューはネタバレを含みます

ー感想ー
面白かった!でも最後の最後はどういう解釈をしたらいいのか結局わからぬまま。

タダほど怖いもんはない。
敵が多い人は要注意。
金持ちの老人は詐欺に要注意。

いい教訓になりました。。。
Lily

Lilyの感想・評価

3.3
そんなとんとん拍子で進む訳がない、と思ったらやっぱり裏があったか!
この映画を見ると、サッカレーの名言「愛してその人を得ることは最上である。愛してその人を失うことはその次によい。愛さずしてその人を得ることと、愛さずしてその人を失うことは無意味である。」が心に染みる。
主人公は確かに騙され、傷ついたが、女性を愛し愛されることを知らなかった彼が偽りでも愛を知った。そのまま名画とだけ暮らし終える人生よりも一瞬の輝きを手にした人生の方が美しいと思う。
NANA

NANAの感想・評価

3.0
面白いけど主人公が絶妙にキモい
鳥三空

鳥三空の感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

1番なって欲しくないエンディングに!!!最後のお店は逃げた2人の店なのか…郵便に手掛かりがあってあの場へたどり着いたのか気になることは沢山あるけど出来れば幸せなストーリーであって欲しかった
でも奇妙な2人の恋愛模様はとても楽しめたのでそこはよかった
映画を観た後にそういえばあれも伏線だったのか、と思い出すのが多かったので、2回見るのもおもしろい。
まさかの結末でよかった!
が、一回で理解するのは難しかったのでネタバレを見終わった後に見た笑
とりあえずこの映画はやばい。今まで観た映画の中で1番予想外の展開だった。ラストで全てがひっくり返される。ものすごく賛否の別れる映画だと思う。個人的にはものすごく好き。色んな伏線が張られててしっかりと回収されて行く、身終わったあと色んな人のコメントをみずにはいられない。見る人によって捉え方が違う映画だと思う。
にる

にるの感想・評価

3.3
ばりむずかったんやけど。音楽がずっと不協和音でホラー要素でもあるんかと思いつつ無駄にびびりながら見た。(ホラーがこの世でなによりも無理)
え、そこにその要素いるん?ってところたくさんあって私には難しい映画だった。
もっとめちゃくちゃ気持ちいい系ミステリーかと思ってたら、胸糞悪い系ミステリーでした。伏線回収、落ちまでが長い。
ただ美術品や店内の内装や建物街並がとても綺麗だったので良しとする。
>|