"贋物の中にも真実が存在する"
結末を知ると物語の構図は一転して、全ての"歯車"がはまった時の喪失感は衝撃物。
ただ、名作。思い返すと至る所にヒントがあって、全てを分かった上でもう一回ゆっくり見…
もっ、もっ、もやもやするぅ……
自分で勝手に考えたテーマとしては
"歯車"
ロボットといい時計といい、歯車が多く出てきたのも要因だけど、物語自体がそんな風に思わせる作品だった。
起承転結もしっか…
このレビューはネタバレを含みます
タイトル通り、鑑定士と依頼人の女性とのお話。
かの映画の起承転結が凄くて驚いた。
結末にとてもびっくりさせられた。
顔のない依頼人と書いてあるが、途中から鑑定士が隠れて顔を見ることになるが…
久しぶりにトリハダモノの映画。
美しい美術品の数々に囲まれて過ごす鑑定士のサスペンスものと思いきや、どんでん返しで、思わず「まじか!!!」とiPhoneをいじりだした手を止めて巻き戻しました(笑)
…
原題は『The Best Offer』直訳すると「掘り出し物」生涯を美術品や骨董品に注いだ初老の鑑定士のもとに一本の電話がかかってくる。そこから、見るのが苦しくなるような鬱シーン満載なのがこの映画の…
>>続きを読む『人の感情は芸術と同じ。偽造できる』
感情の起伏が激しく、時間にもシビア、
取っつき難く完璧主義、
愛を知らない老人・鑑定士が
初めて恋心を抱いたのは
顔を見せない依頼人でした。
劇中の絵画…
欧州特有の品のある落ち着いたテンポで映画は進んでいきますが、
伏線があったり、いろいろ謎があったりと、とても飽きずに堪能できる映画です。
ジェフリーラッシュの哀愁と
シルビアホークスの儚げな雰囲気…
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