みや

エミリー 悪夢のベビーシッターのみやのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

両親の結婚記念日に幼い3兄弟の面倒を見ることになったベビーシッターが、次第に奇行をエスカレートさせていくサスペンス。

ベビーシッターであるアンナ(エミリー)の病みっぷりが面白い。
少年にタンポンをねだる、妹のペットであるハムスターを兄のペットである蛇に食べさせる、両親のセックス映像を見せる、おかしな絵本を読み聞かせるなどなど、地味ないやがらせが続く。
結局は自分の子供が死んでしまったから別の子供を誘拐しようという計画なわけだが、それなら嫌がらせをする意味は特に無いのではないかと思ってしまった。
寝かせちゃった後に連れて行けばいい。
子どもが好きなのか嫌いなのか、謎だった。

日本では(少なくとも私は)若い女の子にベビーシッターを頼むという習慣があまり無いので、相手の素性を確かめたりしないのか?などなど、気になる点はいろいろある。
海外の映画を観ると、こういうベビーシッターが当たり前のように出てくるが、こんなものなのだろうか。
サイコパスでなくても、見ず知らずの他人(しかも若い子)に任せるなんて怖すぎる。

何と言っても三兄弟がとても良かった!
長男と次男の目がくりくりしていて可愛い。
何だかんだ言いながら弟妹と遊んであげちゃう長男が好き。
まだ11歳でもお兄ちゃんはお兄ちゃん。
弟妹守るのがかっこいい。
ハムスターが死んでしまって悲しむお姉ちゃんを気遣う弟も可愛いかった。

エミリーも美人で好き。
美人だからこそ、より一層に怖かった。
最後はもうちょっと粘って欲しかったな。
エミリーの相方である男は、あそこで死ぬのは計算通りだったのか、不測の自体だったのか。
もうちょっと上手いやり方があったと思う。
杜撰すぎる。
みや

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