何これクッソおもろいぞ!
なんでこんなに面白いんだろう。軽快なテンポだし、配役もぴったりだし、しんみり出来るし鑑賞後の気持ち良さもある。
物語を語り過ぎず抜けすぎず、長くもなく短くもない。本当にスッキリしているのだ。
俳優はどれもいいのだが個人的には伊藤英明。というかほとんどこの人を推すんじゃないか笑 田舎にいるような口の悪さだけど腕は一流。彼が棟梁?に呼ばれワンカットでトラックに乗るシーンが本当に素晴らしい。こんなカメラワークで唸らされたのは意識的に映画を観るようになってからの邦画では初めてかもしれない。
でも何が良かったかと聞かれたらおそらくストーリーだろう。自分の知らない世界を知れるのが映画なので、林業という世界を知るきっかけになったし、それを通して主人公の成長が描かれていた。お仕事体験ムービーとしてお手本のようなつくりになっていたからだろう。
木を一本育てるために必要なこと、一本切り倒すために配慮しなければならないこと。丁寧に積み重ねられた林業とそれを通して描く自然の雄大さと生命力。人間の根底にある琴線に触れてくるので、気持ちいいという感想がでかい。やはり自然に生きるということはそれだけで素晴らしいのか。コンクリートジャングルに生きる我々にはやはり本物のジャングルがいるべき場所なのかもしれない。
長澤まさみは言わずもがなかわいい。地元っぽさも出てたし、可愛い。
優香もエロかったし。
何も考えずにとりあえず鑑賞するのがよろしい。爽快!の言葉が出てくる一作でした。