カモメ

WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常のカモメのレビュー・感想・評価

4.0
三浦しをん原作の『神去なあなあ日常』を映画化した作品。
『WOOD JOB』は映画化にあたりつけられたタイトルですが、内容がすぐ分るインパクトとGood Jobとかけた言い易さが良いですよね。

○高校生の平野勇気は大学受験に失敗し、ろくに進路も決めないまま卒業式を迎えてしまった。ふと目に入った林業の研修生募集のパンフレットの表紙の女性に一目ぼれし、三重県で一年間林業を研修するプログラムに参加する。ただし、パンフレットの女性は『※画像はイメージです』で、実際にいるわけではないと聞かされた。落胆しつつも、脱落者が多く出る研修を何とか乗り越えた勇気は、次の実地研修でどこよりも田舎の神去村にある中村林業に配属される。中村林業に勤める飯田家に居候となるが、都会のもやしっ子で根性もない勇気は災難の連続で・・・・・・。

林業をリスペクトする真面目なシーンと、コメディ的なシーンの塩梅がちょうどいい!
お祭りのご神木関連の場面は、迫力もあり、山の神様に対する敬意もあり、情緒を感じさせつつも、結局いつもの勇気君なのね、と笑えるシーンでもあるので好きです。

勇気が仕事に慣れ始め、山の男としての自覚を持ち始めた頃に、「スローライフ研究会」に所属した友人達が遊びに来ますが、ステレオタイプな若者感で嫌な気持ちを感じさせる作りが凄い。ここまで見ていると山の男たちに感情移入してくるのでスカッとするシーンでした。

染谷将太さんはちょっと人を小ばかにしたような、青年役がとてもハマっていました。
伊藤英明さんはさすが!体のつくりからして風格が違う。山男が板についていて、粗雑な人だけれど嫌な感じがしない。人情もある熱い男の役がぴったりでした。

矢口監督は、面白かったな~見てよかったな~と素直に思える作品を作るのが上手!
あとは余計な事を語り過ぎないのが良い!
『WOOD JOB』もラストはあれくらいさっぱりしていたほうが好きなので、電車のシーンは晴れやかな気持ちになれます。