ゆず

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンのゆずのレビュー・感想・評価

4.0
過去作をたまに見返すと作品同士のつながりに新たに気づいたりして楽しい。
「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」でアベンジャーズ内が賛否両論だったソコヴィア協定。そもそもソコヴィアってどこなの?何があったの?って話が本作のメインストーリーだ。
ハルクことブルース・バナー博士がこの後「マイティ・ソー バトルロイヤル」まで登場しなかったのも本作に原因がある。ソコヴィア協定でヒーローの在り方を問われる以前に、あるいはハルクになった時から、バナーは常に自分の存在を自問していたんだよね。
JARVISがいなくなるのでトニー・スタークはフライデーという女声型AIを使い始める。もっと前からフライデーいたかもしれないが。とにかく「スパイダーマン ホームカミング」にもフライデーは登場してたはず。(自信ないが)

細かい所では、本作でウルトロンが接触する武器商人ユリシーズ・クロウは、ワカンダの重要な資源<ヴィブラニウム>を盗んで売っている。もうこの時点でアフリカの超文明国ワカンダの存在が出てたんだなー。この後ユリシーズはワカンダの<陛下>が主役の「ブラックパンサー」でカムバックする。奇しくもウルトロンのせいでちょっと強くなって帰ってくる。
しかし、実際ブラパン観た時にはユリシーズを忘れていたのである。いや覚えてもいないのに忘れたというのはおかしい。脇役の、通りすがりのモブキャラという認識すらなかったので記憶に残ってすらいない。しかし、そういう脇役にまで、何年も後になってから再登場の場が与えられることがある、というのが実に面白い。そしてブラパンのユリシーズが悪役だけどけっこう好きなのである。
単に私が物覚え悪いというだけの話だったらごめん。
ゆず

ゆず