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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンのharu3uのレビュー・感想・評価

4.0
S.H.I.E.L.D.崩壊後、アベンジャーズはヒドラ残党の研究施設からロキの杖を奪還。更なる脅威に備える為、トニー・スタークは人工知能ウルトロンの開発を決意する。
しかしウルトロンは暴走を始め、強化人間である双子を従えアベンジャーズと対峙することに。

忙し過ぎて近頃全く映画を観れていませんが、本作は公開初日に観てきました。興行収入1位に貢献しました~。
たった2日で『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の日本興収累計を超えたというのは少々複雑ですが、これを機に関連作品も注目されたら嬉しいな。


シリーズとして積み重ねがあるため、冒頭から説明不要とばかりにド派手に立ち回るヒーロー達。キャラ渋滞必至の中、各々に見せ場を作り、ファンをにやりとさせる小ネタを散りばめて。
奇跡のお祭り映画だった前作からのトーンダウンもなく、期待を裏切らない楽しさでした。

個人的にマーベル作品はキャラ萌え(燃え?)ありきなのですが、その視点からは★5間違いなし。
本作では特に、地味な仕事人ホークアイの見所満載で嬉しかったな。『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』に出演が決まっていると知りながらも、死亡フラグ乱立には肝が冷えました。
細かい好きな場面も沢山あって。恋人自慢とかムニョムニョ持ち上げ大会とか、ロマノフを昔の女みたいに語るキャップとか笑。普遍的な幸せは手に入れられない二人の、傷を舐め合うような恋愛も切なくて良かったです。


もっとも仕方のないこととはいえ。情報量が多過ぎて詰め込みな印象は拭えず、MCU作品群を未鑑賞の方は置いてけぼりを食うかもしれません。
また前作同様、壮大なスケールでやっていることは尻拭い。巻き込まれる小市民にとっては堪ったもんじゃありません。
敵の小物感に肩すかしを食らうのも相変わらずなのですが、その点、予告で“インフィニティ・ガントレット”を手にしたサノスには期待が持てそう?公開を控えた今後のラインナップに夢が膨らむばかりです。
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