佐藤

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンの佐藤のレビュー・感想・評価

3.4
MCUシリーズの11作目です。

フェイズ2の集大成ともなる作品です。
今回感じたのはアベンジャーズサイドも立場が我々寄りなだけであり、やっていることは敵側と紙一重なのではないか、ということです。
そして、この作品の根幹にはシンギュラリティについてのことがあるのではないでしょうか。
終盤での街のシーンはまさにトロッコ問題そのものです。
功利主義に従えば街を破壊し地球を守るべきであるが、義務論に基づくなら街の住民を犠牲にしてはいけない。
そんなある人を助けるために他人を犠牲にしてもいいのか、というテーマを問いかけられた気がします。

フェイズ1のアベンジャーズがシンプルで面白かったがために、今作も良作ではあるもののいまいちピンと来ず。
3部作ある内の2作目は往々にして薄味になるものです。
このような私の意見も、口が悪いぞということでお許しください。
エンドゲームまであと10本。
佐藤

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