さとし

オーバードライヴのさとしのレビュー・感想・評価

オーバードライヴ(2013年製作の映画)
3.2
これは最後の15分がなかったらしんどかったですね。
あのアクションシーンがよかったです。

しかし、これはロックさんの実力の4割くらいしか出してなさそうでした。元々彼はプロレスラーですから、スケールの大きな「ワイスピ」等の作品の方が合っていますね。そんな気がします。

ストーリーは極めて地味でした。ドラッグの運び屋に手を出してしまったロックさんの息子を救うためにロックさん自身が潜入で運び屋になり、麻薬カルテルの一味を捕まえるという話です。ロックさんは私がない工場勤務の男なんですが、ジョン バーンサルと共にそっちの世界へ足を運ばなければ、ならなくなります。

まあ、でもこの作品に対してイマイチ感情移入できなかったのは、監督の力量不足のような気がします。音楽も地味でしたし、オープニングのチェイスシーンは手振れが激しいハンデイーカムを使ってリアル感を出したかったのですが、それが裏目に出た感じです。見難かったです。

あと、スーザン サランドンがやり手弁護士として出ていますね。強い自立した女性を演じたら右に出るものはいませんね。さすがでした。ロックさんとバーンサルのコンビはもう少し上手くいけばいいのかと思ったんですが、ここもイマイチでした。

まあ、なんと言ってもラスト15分です。トラックと車数台が絡むアクションシーンは派手でいいんですが、ここでバイオリンの曲を持っていくかな・・・という印象です。なので監督の力量不足と言っていいでしょう。

これはちょっと楽しくなかったです。
残念でした。
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