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とらわれて夏のbutasuのレビュー・感想・評価

とらわれて夏(2013年製作の映画)
2.0
冒頭の展開はかなり無理矢理。何故言われるがままなんだ。主人公が精神的に不安定、ということでアリにしているのだろうか。数時間で出ていくと言っているのに逃亡犯が作った食事をわざわざ口にするとか、意味がわからない。結局出ていかないし、翌日普通に家に馴染んでるのも謎。子供がいるというのに危機感ゼロでリアリティがない。いちゃいちゃしながらパイを作り出したときにはもう呆れて観続ける気が起きなくなった。一応最後まで観たけども。この展開にしたいなら子供がいない方がまだマシ。挙げ句、子供をパシリに使いまくる。そもそもこのテーマでこのポスターなのに子供視点にしたせいで性描写は欠片もなく、そこも中途半端。

近所の障害者の子供を家に入れる展開も嫌い。家に入れたこと自体は不可抗力でしょうがないが、フランクは障害者にも優しい的な演出も鼻につくし、どうせまともに説明できないだろうと見下してニュースのチャンネルを回すこともしない感じも嫌だ。

わざとらしくしょっちゅう挟み込まれる男の回想シーンも鬱陶しい。大した話じゃないんだから、ラストに一回挟めば良いだけ。

しかしケイト・ウィンスレットは本当に不幸で残念な女が似合うね。
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