とらわれて夏の作品情報・感想・評価

「とらわれて夏」に投稿された感想・評価

380

380の感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

今、強烈にもう一回観たいと思ったので
あそんなに好きなのか?
っつー事で、点数と順位を更新致しました。

又変えるかもな…
ベスト10、気分で変わりませんか?😅

ここから、以前書いたレビューになります。
↓↓↓
私が生まれる前から妾が居て母とは別居していましたから、私が父に会うのは年1か月1程度でした。気紛れにうちに来られても酒乱でウザいので死んで欲しかったんですが、そういった影響でしょうか、"I, Tonya"もそうですが気付くと母子家庭の映画に感銘を受けているみたいです。父性が足りてないまま幼少期を過ごし、年月は経って体だけオッサンになってしまいましたが、欠落している物が非常に多いです。

この作品の舞台となる家庭もまた、父性が著しく欠如していて、母子共々無感情なキャラクター故渇望と言う程は激しくないにしても、それ(男らしさ)を提示された際の動揺が印象的です。その際の心の動きの、観客への伝え方がこの作品の優れた点となっています。

息子くんの演技は秀逸で、作中ずっと、大笑いしたり怒ったり取り乱したりしない、比較的無感情な子(親子共々)でしたから、終盤、別れの場面での大粒の涙の効果は絶大でした。さながら、ずっとバラードのシングルばかり切っていたアーティストが、急に低音の効いたアップテンポなダンス・ナンバーの新曲をリリースした時の衝撃といったら良いでしょうか。緩急が効いているのです。

こんなに素晴らしい作品だとは知りませんでした。Oddsは高かったものの、ウィンスレットにしては珍しくオスカー・ノミネーションには届かずGG候補に留まりましたから…
そんなでもないのかなって思ってましたが、こんなに良い映画だとは!

私はケイト・ウィンスレットの不機嫌そうな、神経質そうな、満たされず、くたびれたあの感じ("The Reader"、"Revolutionary Road"、"Little Children')…が大好きなのですが、そんな顔で何故かいつもパイを焼く("Mildred Pierce")ってゆうw
そこも気に入ってます。
そんな感じの時代劇を、彼女自身も気に入って選んでいるような気がします。

パイ…
パイの具混ぜ…
最初の監禁の振りの縛るシーン…
エロいのです。しかも健全にw
何がどう健全かと言うと、子供の前でやってます。両親の健全なスキンシップを見て育つ子は、マトモに育つのです。
健全な触れ合いや、人にはそれが必要だと言う事、形式的ではない家族・家庭と言うものの在り方を、流産の苦しみや不貞への怒り等も以って提示してくれているのがこの作品です。

そしてパイ…
パイ屋…
パイ屋になるのです!
あのパイ作りの経験が、母ちゃんにとってだけでなく、息子くんにとっても如何に重大な経験だったかと解ります。

原題の"Labor Day"が謎ですが、9月第1週の月曜って事なので、暑い夏の5日間が終わり、新学期が始まる例のあの日をタイトルにしたってだけなのかな…

手紙出しちゃうとか友達に話しちゃうとか
隣のババア(ビンタの名手)が勝手に入って来るとか…ホントにイラつきます。
不用心過ぎるんですよね。
しっかりして下さいって思っちゃいます。

でも結果オーライです。
本人にとっては、凄く長かったかも知れませんが。結果は、凄くオーライです。

実のお父さんも何気に悪い奴じゃないじゃん、と思いました。がしかし出てった理由を聞いた翌日、息子くんは母ちゃんの元に帰ります。その段階の母子の様子ですが、相変わらず荒んだ家庭風味ではあるけれども、あれを経験した後な訳で、親子で会話を交わす場面等、何故かよその家庭よりよっぽどマトモに見えたので不思議です。車椅子の子にビンタ食らわすババアの家庭なんかよりよっぽど。


1番心臓が止まりそうになった場面は、息子くんにガールフレンドが出来て、タイヤを交換している所。
タイヤを、交換してみせていました。
勿論野球も巧い男子に育ちます。
そしてパイ屋になる。

一方私がボールを投げるフォームは、典型的なオカマ投げです。ファック!
hVenus

hVenusの感想・評価

3.7
個人的に好き系のストーリー。

相変わらずケイト・ウィンスレットの演技力は素晴らしい。
まこと

まことの感想・評価

3.7
「ストックホルム症候群」という説明のつかないような心的変化が時に人間には起こるもので

本作はそれとは少し異なるけど全く異なるというわけでもない

同じ時間を共にすることが情が芽生える一番の方法なのかもしれないな、それでも思い描いた理想通りにいかないのは現実というのが残酷でシビアであることを改めて教えてくれてもいる
gyoo

gyooの感想・評価

4.3
「脱獄犯」というだけで裏があるのではないかとハラハラしながら見ていたけどとても美しい愛の物語だった
SayanoAga

SayanoAgaの感想・評価

3.7
ジョシュ・ブローリンの色気が…
脱獄犯が出てくる、という設定にもかかわらず、終始柔らかい雰囲気のラブストーリー。
光が印象的に使われてるから暗い雰囲気になってないのかな、という気がする。
息子の気持ちを考えると、とても苦しい。

脱獄者が現れるまでは、彼が母を救っている、彼自身もそう思って、
それを自分の拠り所にしていたのだと思う。
しかし、脱獄者がやってきてからは、母を支える人は息子ではなくなってしまった。
脱獄者は自分のことを褒めてくれる、父親のような存在になってもいるが、
それ以上に、脱獄者は母親を奪っていった。
目の前で見る苦しみ。
彼は言葉にして言わないけれど、表情からその苦しみが伝わってくる。
その表情の描き方が見事な映画だ。
全体を通して、映像が光に溢れ美しい。
登場人物の心をしっかりと描こうとするように照らす光が本当に美しい。

過去のうえに我々は立っている。
でも母は脱獄者の過去をあまだ知らないはずだ。
愛に過去はいらないのだ。
ポチ

ポチの感想・評価

4.0
逃亡している途中にたまたま出会ってしまった親子……出会いのタイミングなんて、ホントに偶然としか言いようがない!!
だけど、彼等は出会ってしまった……それからの5日間は、彼等の人生に変化を与えるほど濃くて素敵な日々だった✨
思春期の男の子には、更に影響があったと思う(´・ω・`)
それでも、母の幸せを願い秘密にしながら彼なりに彼の立場について考えて行動する✨

何より後半が好き❤素敵な作品だった🎶
宇野

宇野の感想・評価

3.2
めっちゃ感動するとかドキドキするとかはないけど、心が荒んでどうしようもない時に何も考えずに見て癒される。
この年代のこういう雰囲気がただ好きってのもある。
アデルの震える手を大丈夫、怖くない、できる、って包み込むフランクの大きい手にひたすら慰められた。

アデルの元旦那が個人的に無理。償えてねえよ。
この映画はもっと評価されてもいいのではないかと思います!!
マークしてる人が5千人以下というのが不思議なくらい良かったです!!

主なストーリーはシングルマザーのアデルと、脱獄犯のフランクが恋に落ちる話ですが、みどころはそこだけではありませんでした。

人間って悲しい生き物ですね。
お互いに惹かれ、愛し合っている同士なのに離れなくてはならないもどかしさ。
もちろん脱獄はいけないことだけど、それ以上にフランクの人柄が良すぎてなんとも言えない感情に追いやられた。
詳しくは書きませんが、行動一つ一つに、アデルを大切に思う気持ちが滲み出てて、こんな風に愛されたらこれ以上の喜びはないと思います。

アデルの一人息子ヘンリーがうつ病のアデルに見せる優しさには何度もほっこりしました。発言に知性を感じたし13歳にしてとてつもない安心感のある素敵な子でした。あの子がそばにいてくれたら母親は心強いにきまっている。
母親が困っているときに、瞬時に状況察知して気の利いた返しで場を和ませる様子には惚れました(笑)

映画を見ながらハラハラするシーンもたくさんありました。
下手したら謎解き映画なんかよりも先の展開が読めず、ドキドキしました。

久々に良い映画を見たという感じです!
何気なく見始めたけど見てよかった!
レビュー数少ないからって、甘く見てたら、すごくよい作品だったので、なんだか得した気分です(笑)
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