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トイレット部長のmingoのレビュー・感想・評価

トイレット部長(1961年製作の映画)
4.0
とりいかずよしのギャグ漫画「トイレット博士」を想像したが、これは非常に面白い和製コメディの傑作であった。
ニュートンが地球の引力を発見したのもトイレの中らしく、トイレをテーマに国鉄勤務の池部良が国鉄の各駅のトイレの維持改善に努める、変わり種系サラリーマン喜劇。
何よりお下劣な作品かと思いきやご安心を、衛生施設への細かい知識と体験を通して健康的な庶民喜劇となっているだけでなく、夫婦の価値観や結婚観念に疑問を問うたホームコメディに仕上がっている。また主人公の家族(妻役の淡路恵子美し、姪の浜美枝若さ爆発、息子役に「お早よう」の島津雅彦くん)も素晴らしく会話の中に「つまる」や「ながす」という言葉が巧みに使われており今も昔も変わらないトイレットギャグに感心する。多幸感満載、家族で日曜の午後に観たい傑作!
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