まめだいふく

レイルウェイ 運命の旅路のまめだいふくのレビュー・感想・評価

レイルウェイ 運命の旅路(2013年製作の映画)
3.0
 日本は戦争の被害者であるが、人によっては加害者でもある。至極当然のことだ。そしてそれぞれが、当時の悪夢を忘れられずに生きていかなければならない。
 この映画の主人公エリックは、あえて加害者である日本人(直接手を下したわけではないが)に会いに行くことで、虐げられた恨みや憎しみの気持ちを断ち切ろうと思ったわけだ。下手をすれば、あのころの記憶が鮮明に蘇り、取り返しのつかない事態をも引き起こしかねないのだが。
 そしてついにエリックは、当時通訳として日本軍にいた永瀬という男を捜しあてる。二人を待ち受ける結末やいかに。

 列車の旅で、いろんな人に出会う映画かな? くらいの感じで、ほとんど予備知識なしで鑑賞したら、かなり重く、考えさせられる内容だったので驚いた。
 憎しみからは何も生まれない。そんな当たり前のことを再認識させてくれる作品。
 
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