意外とおもろかった。いわゆる一般的に知られている人狼ゲームを、実際に命懸けでやらされる若者たちの極限状態での人間模様。派手にバーンと人が死んだり、ライアーゲームみたいな騙し合いの心理戦は殆どないです。ただ一般的な高校生たちが、自分の経験と知恵だけで、何とか生き延びようとする。殺す側も殺される側もやりたくてやってる訳じゃない、ただ生きたいからやってるっていうその葛藤が、緊迫感を生み出していて、まさしくあのバトルロワイヤルを彷彿とさせた。というか絶対意識してるね。首の装置とかはまさしくそれだし。建物や装置、殺し方に至るまで、徹底的に地味で無機質で、逆にリアリティがあって良かった。若手俳優たちの熱のある演技も好印象。
