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ロボコップのとぽとぽのレビュー・感想・評価

ロボコップ(2014年製作の映画)
2.5
「彼は失敗だった」今世紀に復活した黒光りロボコップは世界の警察アメリカのイメージそのものか真面目ぶりすぎて遊び心足りない?ただの焼き直し以上のものにしようという気概は分かるしオリジナルと違うことしようとしているのは伝わるけどそのどれもが、うーむ。周りを囲むのは最強の布陣豪華キャスト(マイケル・キートンがノリノリ)だけど主人公誰じゃコイツだし金懸けていてる筈なのにどこかチープ、何よりヴァーホーベン先生のオリジナル版から本当の意味では何も意味あるものを足せていないと感じてしまう作り。オリジナルでは広告や行き過ぎた物質主義への揶揄のようなものがあった所は今やハリウッド映画に欠かせぬ生涯現役ベテラン・サミュエル叔父貴のノリノリ司会者っぷりに幸か不幸か取って代わられた。そして期待通りにマザーファッカーと言ってます。そんな点から恐らくこれが『ロボコップ』という80年代を象徴するキャラクターをスクリーンに甦らせるのに最良な形・作品例とは思えない。そして作中謎説明の大半を本作でも吠える名優ゲイリー・オールドマンにさせてもダメだよ←だからここで反省したのか『クリミナル』では説明係はトミー・リー・ジョーンズに任せて自身は普段通り吠えるのに注力してましたね。けど善玉のゲイリー・オールドマンは最強とハリポタに継ぎ証明している。そんな中で本作が更に奇しくも証明していることは、映画は必ずしも腑に落ちる事が必須ではないという事と他の時代でもなく今作ることに必然性をもたらすことの難しさ。そしてアメリカ讃歌で現代のヒーロー観を説く?本作の題材と実績『エリート・スクワッド』の監督人選マッチしそうだったのにな。何かシュールなだけみたい。

「これで色も相棒だぜ」"NON THREAT" THREAT → You're under arrest.
ごちゃごちゃ言うな!
TOMATOMETER49 AUDIENCE49
Critic Consensus: While it's far better than it could have been, José Padilha's RoboCop remake fails to offer a significant improvement over the original.
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