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ぶどうのなみだのフリンジのレビュー・感想・評価

ぶどうのなみだ(2014年製作の映画)
3.5
オーケストラ指揮者の大泉洋が難聴を患い夢敗れて北海道の小麦畑有する実家に帰省しおもむろにぶとうワインを作り始めるが作業は難航。そこへ突然見知らぬ女性が敷地内へキャンピングカーで侵入して来て穴を掘り始めたのだった...

もう、自分でも何言ってんのかわんないんですけどこんな感じの話ですwすんごい淡々とした映画で私は好きですがちょっと、うーん。色々損してる映画だと感じました。

まず良かった所は安藤裕子さん演じるエリカの手料理がめちゃくちゃ美味しそうだった。ホントに画になる!映像や景色が綺麗。ヨーロッパ風の音楽がいい。

続いて気になった所。
みんな何で標準語なの?ヨーロッパ風の音楽が合ってない。お芝居が芝居くさい。セリフが台本くさい。とにかく終始暗い!

この映画を観ても何か考える事胸に残るものがあったかと言えば特に何も無いんです。でも制作側の本気度というか必死なのは伝わってきました。でも面白かったかと言われればNOと言わざるを得ません。

キャストは豪華ですよ。今は亡き大杉蓮さんは役と重なってなんとも悲しい気持ちになりました。染谷君は上手い。安藤裕子さんは最初永作さんかな?安藤サクラさんかな?と一瞬迷いましたが...あの子役の女の子誰ですか?めっちゃ可愛かった。

芝居が芝居臭いというのはオーディションや作り手が好きそうな演技と言いますかちょっと素人目線からしたら違和感がありました。セリフを覚えてるんだろうなといった印象です。

伝え下手ですいまさん。

要は監督たちはさぞや満足されてる事でしょう。たぶんやりたい事100%できたんでしょうから。良い意味で。

あとこれはなんと言うか私が悪い訳では無いと思うんですけど。悪態ついたり怒ったり真剣な表情の洋さん観てると笑えてきちゃうんですよね。これは普段の大泉洋を知りすぎてるからこそ違和感があるんですよ。私は悪くないwこの映画の洋さんはなんと言うか演じてる感がすごかったです。普段の大泉洋の方が断然好きです。

雰囲気は好きなんです。安藤裕子さんが序盤で「ここをキャンプ地とぉする!」って言ってたら満点だったと思いますw
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