時系列の複雑さに混乱し、2日がかりで鑑賞。何度も巻き戻しては観進めた。
後半への気持ちの整理がまだつかないのでいつか、もう一度観たいと思う。
“物語だけが僕の居所、それ以外の所では僕は存在しない”
ウィレム・デフォー演じる映画監督の生きる現在。
家庭を顧みなかったせいで離婚した妻、家出して行方不明の娘エレニ。
そしてそこに母エレニ、父スピロス、そして2人の友人であるヤコブの生きた過去が映り込む。
時代に翻弄される彼らは何度も引き裂かれ、そして再会へと導かれる。
更に現在と過去が入り乱れ、複雑さと切なさが増す後半。
時は流れても変わらない想い。
ヤコブを演じたブルーノ・ガンツが素晴らしい。