片腕マシンボーイ

チョコリエッタの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

チョコリエッタ(2014年製作の映画)
4.0
ワンワン!ワンワンワワン!ワンワワン!
クンクン……ワンワワン!ワン!
ワワワワン!ワン!ワワン!クンクン、ワオ〜ン!
ワン!
ワンワオン!ワオン!
ワンワン!ワオウン!
クゥ〜ン?ワワン!ワンワン!クンクン……
ワンワワン!ワン!ワワワワン!ワン!
ワワン!クンクン、ワオ〜ン!ワンワン!
ワンワンワワン!ワンワワン!
クンクン……ワンワワン!ワン!
ワワワワン!ワン!ワワン!
クンクン、ワオ〜ン!
ワン?
ワワン?
ワン!ワン!クゥン
クンクン……ワン!
クゥ〜ン、ワン!ワオン!

あ、あかんあかん、興奮のあまり犬語でレビューしとったわぁ、ってことで改めて人語でレビューさせて頂くぞぉ
本作のレビューは多分3度目か4度目なんやが、前回マシンボーイが開催した『葵祭2019』の時のレビューが秀逸過ぎて、これ以上のレビューは書けそうに無い為、それを残しつつ、今回改めてリバイバル上映という事で初めて劇場で観た感想を加筆修正する形で再レビューさせて頂くぞぉ!


カチャカチャって玄関の扉を開ける音がするだいぶ前から気づいてんねん、あ!葵ちゃんの匂いが近づいてくる!言うてな、ほらあのキュートなぺたんこ靴のペタペタペタペタって足音、もうすぐ帰ってくる!もう扉の前におすわりして尻尾フリフリ待ってんねん、クンクン

私は宮永千代子じゃない、犬のチョコリエッタだ!ちょい拗らせた女の子が映研の先輩と小さな大冒険をしてちょっとだけ成長すんよ、って話

本作で葵ちゃんが演じるチヨコはな、ワンコロになりたいんです、半年前に遠いお空に旅立った仲良しのジュリエッタ、犬離れできないチヨコはジュリエッタの犬小屋をいまだに処分できないし、なんなら自分がチョコリエッタになりたいと望んでいるのです

そんなチヨコの姿を見てマシンボーイは思うのです、いや!ジュリエッタの代わりに犬ななるのはチヨコちゃう、マシンボーイや!
マシリエッタになったマシンボーイは、毎日チヨコの「ただいま」を尻尾ふりふり待っては駆け寄って、チヨコの鼻先をぺろぺろするのです、すると物憂げなチヨコの表情にもパッと花が咲くでしょうし、少なくともマシリエッタと一緒の時はチヨコから笑顔が耐えないように愛想振りまくのです
チヨコがフェリーニの映画観る時は、「もっと面白い映画にしようよぅ、そうだ!森川葵ちゃんっていうめたくそキュートな女の子が泥の妖怪ドロメちゃんとバトルする最高の映画ドロメシリーズ観ようよぅ!」なんてクンクン言いながらもチヨコの傍らに寝そべって一緒に観るのです、時折「ふわ〜ぁ」って大欠伸するんやけどな、フェリー二はキュートな女の子とキュートなモンスターが足らんワン……

実はこの「チョコリエッタ」、初見の時はマシンボーイってば渋川お兄やんとムラジュン目的に観たんですがね、ワンシーンしか出てない渋川兄やん(とはいえキュートなワンコロとタッグチーム!最高)はもちろん、お父さん役のムラジュンでさえ出番は少なかったんですがね
それでもわっしょい!なったんは、やっぱり葵ちゃんの可愛らしさとピュアな存在感に心臓鷲掴みにされたからでありまして、今やマシンボーイのミューズである葵ちゃんに最初に惚れたんが本作なのであります
葵ちゃんってば数ヶ月前に髪をバッサリきって今は結構なショートやからば、マシンボーイもやっぱり葵ちゃんはショートよなぁ!なっているんですが、うんマシンボーイが葵ちゃん好きになったのんって、やっぱり「ドロメ」のベリーショートの葵ちゃんや、本作のいがぐり頭の葵ちゃんやからばね、葵ちゃんと言えば髪短ければ短いほどキュートよね!ってなもんでしてね、いがぐり葵ちゃんを大スクリーンで観れただけでマシンボーイはもう……もぅ……くぅぅう!
そうね、ぺたんこ靴にワンピース、めちゃめちゃガーリーなかっこやけど、頭は少年みたいないがぐり頭でめちゃ可愛らしいんですわぁ!

あ!あとな、いがぐり葵ちゃんはもちろん最高やが……この頃の葵ちゃんと言えば、やっぱりムチムチの脚の逞しさよ!まぢモデル出身の女優さんなんてゴボウみたいな脚した子ばかりな中、葵ちゃんの脚の存在感にはもう安心しか無い!まぢ担いでぶん回したくなる素晴らしい脚!抱き枕にもしたいよね!

あとな、あとな、チヨコと同じ映研のメンバーが三浦透子と岡山天音!どう?どう?ヤバない?
そうね!葵ちゃんに、天音くんに、三浦透子と言えば、「ドロメ」メンバーよ!もうまぢマシンボーイ的葵ちゃん映画のツートップでこの3人が揃ってる、ってことはよ……くぅ、また3人が共演してくんねぇかなぁ!
いつの間にやら知名度が劇的アップしている三浦透子やが、三浦透子の最高の三浦透子は「ドロメ 女子編」で親友同士の葵ちゃんと三浦透子が喧嘩しちゃうんやが、仲直りする時に三浦透子が葵ちゃんの鼻にチウして、葵ちゃんが「鼻にチウした〜🎶」言うて笑顔の花が咲く、あの名シーンやからな!「どらいぶなんちゃら…」も良いが、「鼻にチウした〜🎶」の葵ちゃんと三浦透子もぜひ観てくれよね!ちなみに本作の三浦透子は……ちょこっとだけ

そしてチヨコと旅にでる先輩役には今や若手実力派の肩書きを欲しいままにするフィリップ君、本作のフィリップ君も良かったんとちゃう?
フィリップ君とは?そう、フィリップ君とは「仮面ライダーW」で菅田将暉が演じた、相棒の左翔太郎と共に仮面ライダーWに変身する謎の記憶喪失少年フィリップのことである!
うん、マシンボーイってばフィリップ君役の頃のフィリップ君はめちゃ好きなんやが、正直フィリップ君はフィリップ君役以上の当たり役に未だに出会えてない気がして、最近のフィリップ君にはあんまり興味が無いんよなぁ……
だから本作のフィリップ君もやたらと名言残したがりぃなキャラにはポカンとしたが、チヨコの癇癪を前にシュン……ってなるフィリップ君は可愛かったし、マシンボーイもフィリップ君みたいに葵ちゃんをおぶって息が切れて倒れ込むまで走らされたいですわ!葵ちゃんのワンコロにもなりたいけど、葵ちゃんを乗せて走るウマコロにもなりたいですわ!パッカパッカパッカパッカ
あとな、フィリップ君な、本作でめちゃうんこうんこ言ってましてな…、やめろやめろ!イケメンがうんこうんこ言うと、マシンボーイとキャラかぶるからやめろ!なりましたわ!ぷんぷん

正直に言えばな、内容に関しては、影ひとつ無く真っ直ぐに育ちすぎたマシンボーイには、主人公2人の内面があまり理解できなくてな、若者特有のメンタルブレブレんなるヤツや、言われても、ふ〜ん…、と鼻ほじるしかリアクションとれんかったんですがね…パクッ
でも本作は実は2021年が舞台ってことで今回のリバイバル上映なったんかな?これが公開された当時よりも一層混沌とした世になって、若者たちの中には共感度が増したかもしらんなぁ?なった、まぁ流石にマスク無しでは表に出られん世になるとは思わんかったもんなぁ……(あ!そういえば渋川お兄やんだけはガスマスクしていたぞぉ!よ、予言?)
まぁマシンボーイ的には共感度低い作品とはいえ、普段は70分から99分の映画を愛するマシンボーイが、葵ちゃんがワンワンなるんが可愛いのと、キュートなワンコロが出てくるだけで2時間半余裕で観てられましてね、やっぱり可愛いは正義や〜、なりましてん!

あとな、出番少ないけどムラジュンの台詞にめっちゃ好きなんありましてなぁ
深夜にテレビ放送で大好きなフェリーニの映画を観ていたムラジュンお父さんですけど眠ってしまいましてね、目を覚ますと隣にチヨコがいるわけです、ムラジュンお父さんはもう夜も遅いし寝ようと促すと、チヨコは「映画観てから寝る」というのです
するとムラジュンお父さん言います「初めて観るフェリーニをこんなテレビ放送のブツ切りで途中から観るなんて勿体無いじゃないか!」
あぁ、さすがムラジュンお父さん、素晴らしい教育方針!フェリーニ映画はさ、生首も臓物もかわいこちゃんもモンスターも出てこないからよく理解できないマシンボーイですがね、例えば「ドロメ 女子編」をテレビ放送してたとして、めっちゃ「ドロメ 女子編」観たくなってても、マシンボーイは間違い無くDVDでレンタルしてきて「ドロメ 女子編」観ますからね!(まぁ、実際はDVD持ってるけど)、ブツ切りどころかところどころカットされたりしている「ドロメ 女子編」なんてほんとの「ドロメ 女子編」ちゃいますかんな!DVDで観る「ドロメ 女子編」が3時間磨き続けたピカピカの泥団子やとしたら、テレビ放送の「ドロメ 女子編」はベランダの排水溝に詰まった糞汚い泥んこですわ!ぷんぷん
もし「ドロメ 女子編」をリバイバル上映したらば……まぢ死海のスパで使われている高級泥パックやなぁ!くぅ、スベスベなりたいからばぜひ「ドロメ 女子編」、もちろん「ドロメ 男子編」と併せてリバイバル上映してくれ!

…ってかさ、話戻るけども、お父さんがムラジュンで、娘が葵ちゃん、しかもお母さんは市川実和子よ!まぢ…鼻血でるわ!キュンキュン、しかもラブラドールのジュリエッタちゃんまで、映画史に残る素敵家族!最高

あ〜〜〜!あとエンドロールの主題歌はね……葵ちゃんが歌っているんよ!まぢ葵ちゃんのキュートな歌声にマシンボーイってばドロメちゃんの如くドロドロに溶けてしまいそうやぁ、ワンワン!
なんて、マシンボーイってばなんやかんやだいぶ加筆してしまったがね、大スクリーンで観れたんはもちろん嬉しいとはいえ、本作はDVDも持っているし、観ようと思えばお家でもすぐに観れるからばね、今回のリバイバル上映で1番嬉しかったことね……

パンフ買えたぁ!やったー!