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ウィンチェスター銃'73のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

ウィンチェスター銃'73(1950年製作の映画)
3.5
アンソニー・マン監督と俳優のジェームズ・ステュアートが組んだ8本の映画の第1作。
奪われた名銃ウィンチェスターが次々と人の手に渡り円環的にエピソードが展開される西部劇の佳作。
原題:Winchester '73 (1950)

1873年7月4日(アメリカ建国記念日100年祭)、リン・マカダム(ジェームズ・スチュアート)は、ダッジ・シティの射撃コンテストで獲得したウィンチェスター・ライフル銃を、父を殺した宿敵ヘンリー・ブラウン(スティーブン・マクナリー)に奪われる。
リンは父の友人だった“ハイ・スペード”ジョニー・ウィルスン(ミラード・ミッチェル)とともに、銃を奪った仇敵を追うが、
その後、銃は、
・ヘンリーがポーカーで負けて行商人のジョー・ラモント(ジョン・マッキンタイア)に渡ったのを皮切りに、
・インディアンのヤング・ブル(ロック・ハドソン)、
・街のダンサーのローラ(シェリー・ウィンタース)の許婚者スティーヴ・ミラー(チャールズ・ドレイク )、
・無法者のウェイコ・ジョニー(ダン・デュリエ)を経て、
再びヘンリー・ブラウンの手に渡り、最後は因縁のある二人の対決となる。

「親父さんが言ってたな。男は友達がひとりいれば豊かだってね。
本当だ」

物語の趣向の面白さに加え、多彩な俳優陣も魅力。女性ではシェリー・ウィンタースが彼女らしい役柄で適役。
若いときのトニー・カーティスが騎兵隊員役で一瞬だけ出ています。
なお、自分の持ち物にはきちんと名前を彫ってもらった方がいいことが分かりますよ。
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