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300 スリーハンドレッド 帝国の進撃のbpmのレビュー・感想・評価

3.8
エヴァグリーンの
エヴァグリーンによる
エヴァグリーンのための映画

または、ラケダイモンの人々もニッコリのエヴァグリーン映画


前作に引き続き、歴史を楽しむために、息の詰まる男密度に耐えられるかどうかが試される映画かと思ってたけど、ふた開けたら何のことはないエヴァグリーン映画だった。男は確かに掃いて捨てるほどいたけど、まぁ、飾り。エヴァグリーン以外で記憶にあるのは、前作からいる変態坊主ことペルシャ王クセルクセスはエヴァグリーンにやられてああなったかわいそうな子だということくらいかな。

なのでともかく、このポスター?DVDの表紙?は載せる人間を間違えている。

なお、エヴァグリーン=ハルカリナッソスの女海賊アルテミシアは、一応ペルシャ軍に実在した将軍らしいけど、全然重要な将軍じゃなかった模様。ハルカリナッソスってペルシャ側(現トルコ側)の沿岸都市だけど、ヘロドトスが生まれた場所でもあってイオニアというかギリシャの文化圏っぽい。彼女にとってペルシャ戦争は立ち回りが難しい戦争だったんだろうなぁ。もはや映画関係ないけども。

調べたら、ヘロドトスの"歴史"に描かれている史上最古の女海賊、らしい。肩書きのパンチ力すごい。そりゃ映画の主役食うわ。

これ、続編やるとしたら、、プラタイアの戦い、か。全然300人と違うけど。重装歩兵11万人。。しかも今度は男密度を薄める素材がないのかも。。うわぁ
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