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300 スリーハンドレッド 帝国の進撃のblacknessfallのレビュー・感想・評価

3.5
これ映画館で観てるんだよ。前作300があまりにかっちょ良くて続編を待ちかねていたんだよ。
前売り券買ったよ。なのにテンションが上がりすぎてわざわざ映画の日に行って、「300 帝国の進撃1枚😤」って前売り券出しちゃったんだよ、、映画の日だから前売りより安く観れるのに😖💦
受付の女性の困惑した顔が今でもハッキリ脳裏に焼きついてるよ😂

それはともかく、これ待たされた割りには、なんかイマイチだったね。
今回観ても、その印象は変わらない。

前作の同じ時間軸の別の場所の話、ペルシャの侵略に立ち向かうアテナイの話。
アテナイの将軍テミストクレスが主役なんだけど、この人、圧倒的な戦力差のあるペルシャに抗するぐらいだから、300のレオニダス王ぐらい誇り高い男なんだけど、如何せん地味なんだよな笑
レオニダスみたいなカリスマ性で玉砕上等みたいなタイプじゃなくて、冷静な知将なんだよね。
だから如何にして損失少なく、その中で最も効果的な戦略を模作するタイプ。

なので悩む時間が長いし、戦闘までのお膳立てがどーしても多くなる。
で、今回は海戦がメインなんで肉弾戦になるまでが長いし。海戦の性質上どちらかの船が航行不能になってから肉弾戦になる。で、その頃には大まかな雌雄が決してるもんで、やっぱり盛り上がりに欠けるんだよ笑

地味でもどかしく感じるのは前作がサクサクと超アッパーな捨て身の戦いだったってのがあるから、どうしても比べてしまって物足りなく感じるんだとは思う。
実際、戦闘シーンでのゴア度や飛び散る鮮血や手足はこっちの方が多い。アテナイ軍は300人以上いるんで笑

そして、実は前作以上に華もある。それはペルシャの女将軍テルテミシア。
彼女はギリシャ人なんだけど、家族をギリシャ民兵に殺され本人も犯された過去がある。
ギリシャへの復讐からペルシャで武将として武功を上げクセルクセス王の右腕になるでにのしあがる。
ハッキリ言って彼女の背景の方がテミストクレスより戦う理由が明確で感情移入しすいんだよね。
それに演じてるエヴァ・グリーンが凛とした強さとスーパーセクシーホディをあわせ持ってるもんで、魅了されちゃうんだよ、色んな意味で笑

また、アルテミシアとテミストクレスの武将としての質の違いが戦略の違いにもなってて、三國志の赤壁の戦いみたいな駆引きの妙を見せてくれる。

前作はクセルクセスとレオニダスの王と王の意地とプライドのぶつかり合いだとすると、アルテミシアとテミストクレスは知恵と戦術のぶつかり合いなんだよ。

そーゆー意味で1番の見せ場は、テミストクレスの戦略力を見抜き、自船に呼び込みアルテミシアがテミストクレスに寝返るように説得するシーン。
戦力差や厚遇の話を持ちかけても耳を傾けないテミストクレスに、最後の手段とばかりに圧倒的な色香で誘惑しにかかるアルテミシア。
これが、いや、本当にエロいんだよ。アルテミシア、おっぱいも全開にして落としにかかり、テミストクレスも堪らず応じて濡れ場になる。
このおっぱい出されたらそうなるよな、と思って観てたら、やることやったのにテミストクレスは「ギリシャのために戦う💨」みたいなこと言って結局寝返らないんだよ😮
この行動、主人公としてアウトだと思う半面、まあ、男の心理として分かる気もした。

プライドもあるがセクシーな女性には弱いと笑
だから本当にテミストクレスって普通の男なんだよな、と思った。
これがレオニダスなら誘惑によろめくことなく拒否ってたと思うし。
突き詰めるとスパルタとアテナイの性質の違いなのかとも。
スパルタは狂信的な戦闘集団でアテナイは知識と詩の愛する文化人気質だから、快楽には弱いよなって笑

再鑑賞で色々気づきがあったけど、やっぱそんなにハマれなかったな。
分かってるのに観たのはエヴァ・グリーンのおっぱい見たかったからなのかも、、
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