こく

極道恐怖大劇場 牛頭のこくのレビュー・感想・評価

極道恐怖大劇場 牛頭(2003年製作の映画)
3.6
これを新宿の劇場で観たといっても、誰も信じてくれない名古屋極道ホラー。確かに半券もあるのですが、魔界だったのかな?

勿論、DVDも国民の義務のごとく購入。三池崇史税です。

冒頭からヤクザ犬をぶち殺した危険なアニキを、弟分のヤクザが名古屋にあるヤクザ処分場に送るというデスロード開始。後はまったり異界の名古屋が続きます。

愛知県民には悪いが、名古屋=日本のテキサスという前提を基に、ひたすら狂った名古屋の人々が描かれる。愛知がそれだけ魅力的な都市なのだろう。

派手過ぎる嫁入り道具、ヤバい犯罪、交通事故死亡者数10年以上日本一、モーニング豪華過ぎ、シャチホコ。名古屋の様々な問題点は適当にスルーし、ヤクザと変な人と牛頭の勢いのみで見せる。
 
変な歌と共に現れ汚い涎を垂らす牛頭のビジュアルも、狂ったヤクザの死亡から再生までも、三池監督の中では名古屋的なのだろう。

名古屋、行きたいな。処分場は嫌ですが。
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