まつこ

パリ、ただよう花のまつこのレビュー・感想・評価

パリ、ただよう花(2011年製作の映画)
3.0
赤裸々な愛の記憶。性と暴力と情熱が絡み合う男と女の日常。不倫は犯罪じゃないけど不道徳だと別の作品で言ってたっけ。でもこれを見ていると「愛の前では何もかもが平等になる」とでも言っているみたいだった。あれやこれや考えるならホルモンに従えということなのか。(私には無理だ〜)まず原作が私小説なことに驚く。色んな男と絡みすぎだし、殆ど喘いでいるからな。タイトルが「bitch」から変更されたみたいだけど…たしかにそっちの方がしっくりくる。(一番初めの「裸」が一番よかったような気もする)花から花へと漂うように男にとまっても何も変わらないし、埋まらない。拭いきれない孤独がロウ・イエ作品の中にはいつも収められているように思う。
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