みきてー

ほとりの朔子のみきてーのレビュー・感想・評価

ほとりの朔子(2013年製作の映画)
3.2
二階堂ふみちゃん演じる朔子の夏休みを描いた日常劇。だらりとした田舎の日々が心地いい。小学生の時に、おばあちゃんちで過ごした夏休みを思い出すような郷愁がまとわりついてきます。

なにしろふみちゃんが可愛い。浪人のため先に進学した同級生から取り残され、高校生という枠組みにも入れなくて、ふわふわと心ここに在らずな佇まいが彼女の雰囲気に合ってました。体は大人の女性なのに、ファッションや髪型にあどけなさが残っていて、自分の性的価値を受け止めきれてないのが超エロいです。そのエロさが最高点に達してるのがまさにポスターアートにもなっている「ほとりの朔子」のシーン。対して兎吉の娘は自分の性的価値を十分に理解していて、それをふりまく存在なのが面白い。

なぜか原発問題・不倫・未成年売春等ドキッとするほどダークなモチーフが挿入されますが、残念ながら必然性はあまり無い。そのせいで妙な安っぽさの残る作品になってしまってるのが惜しい。

沖田修一監督とかが好きならば肌に合うと思います。淡々としたストーリーですが思いがけず飽きずに見られました。