ミーハー女子大生

アデル、ブルーは熱い色のミーハー女子大生のレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
1.8
役者さんが体当たりで大胆なセックスシーンを演じれば、 芸術的な傑作なんですか?
こういう映画を観ると、私はよくそう思います。
映像・演出・俳優の個性に偏って、 ストーリーが抜け落ちがちな気がするんです。
もちろん全てを説明しろとは言いません。
想像すること、考えることが映画の楽しみでもあるので。

本作も見出すものによって評価が大きく変わる映画だと思いますが、 少なくとも私にとっては、究極の愛の物語ではなかったです。
そもそも長~いセックスシーンがこの映画に何をもたらしたのか、 よく分からなかったんですよね・・・。
むしろ、下手なブログか安いポルノ小説を延々と読まされている気がしました。
溺れるような感情、価値観の違い、嫉妬、不安、浮気、ぬぐいきれない想い・・・恋愛にはつきものですよ。
レズビアンの恋愛で、女性同士の濃厚なセックスシーンがある。
そこが注目されるなら、ちょっと前時代的じゃないかなあ。

とにかく展開が遅くて話が進まないし、登場人物の誰にも共感できませんでした。
アデルは口元がだらしないし(演出かもしれませんが)、相手役のエマも魅力なし。
意味もなくハードで長いだけのレズシーン、むさぼるような汚い食事シーンに辟易して、途中で観るのをやめようと思いました。
3時間我慢して最後まで観ましたが、後味が悪いだけ。
こんな作品の評価が高いのは信じられません。
価値観の違いでしょうか?

ストーリー 1
演出 1
音楽 3
印象 2
独創性 3
関心度 1
総合 1.8