あさずきとうか

アデル、ブルーは熱い色のあさずきとうかのレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
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僕は淡々とした映画が本当に苦手なので、各シーンの尺を2/3くらいに短縮してもらって、2時間くらいにまとめてほしかったな~というのが本音です(^_^;)
ただそれをやると、この映画独特の空気感がなくなっちゃいそうですが……。

多くを語らず表情で魅せる作風は、以前観た『メイジーの瞳』っぽくて良いなあと思いましたが、本作はもっと生々しい、というか毒々しいというか……。
なんかもう表情や仕草から、心の奥に秘められた“本音”が滲み出てきちゃってるんだもん(もちろん良い意味で、です)。
これが普通のエンターテイメント映画なら、こういうモヤモヤを回収していきつつ、ラストでカタルシスの開放に繋げてくれるから良いけど、この作品は妙にリアルに作ってるから、観ていてただひたすらこそばゆい(笑)

どう表現してらいいんだろう。
邦画の『歩いても 歩いても』を観たときと同じような感覚だったなあ。