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アデル、ブルーは熱い色のcreampのレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
3.8
3時間は長いと思ったけれど、いざ観始めたら長さは感じなかった。
高校生活や、保育園で働いてる様子など、アデルの日常と成長をとても丁寧に描写している。アデルは撮影当時18歳らしいが、彼女のものすごく大胆な演技に驚いた。
エマについてはそこまで描かれていないが、エマとアデルがお互いの家に招かれた時の食卓での会話で、それぞれの育ってきた環境、それぞれの価値観がよく分かった。レア・セドゥのちょっと不良っぽい雰囲気や強い眼差し、アデルを見つめながら優しく微笑む表情が魅力的。
アデルとエマは運命に導かれるように惹かれあい、愛し合うが、その先に待ち受けているのは決して望むようなものではなく、そこにもリアルを感じた。死ぬまで想い続けるが、もう愛していない…切ない。
2017年75本目
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