取り巻く環境や生活が変わればこれまでと同じようにとはいかなくなるわけで、根本から考え方や価値観が違うと向き合ったときに近づくどころか今まで以上に距離ができてしまうし、飲み込めなくて傷ついてしまう。お互い好き同士なのに思い描く幸せの形が違うのってすごく悲しいな。
エマの髪、服装のワンポイントやドレス、海、映像の中にさり気なく散りばめられている透明感と物悲しさのある青に自然と目を奪われる。
恋愛や性を覚えて大人になっていくアデルの日常を追っているような作品で、相手や関係性にスポットを当てるというよりはアデルの側の視点。原題のLa vie d'Adele(アデルの人生)がまさにという感じ。
どのシーンもとてもリアルで役者の演技だということを忘れて目の前で2人の恋愛を見ているかのようでした。エマ役のレアセドゥめちゃくちゃ素敵！！！
