トランスマスター

アデル、ブルーは熱い色のトランスマスターのレビュー・感想・評価

アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)
4.5
#125 R18 フランス映画

常に口が半開きなモテモテ美人高校生アデルが主人公。
性的思考はストレートだったがクラスメートのいたずらで同性愛トリガーを発動させられる。その後町で目に入った青い髪をしたルパート・グリント似の女性エマに一目惚れをする。
クラスメイトと遊びに行ったMr.ビーンの居るゲイバーでエマと再開し親密になっていくストーリー。

◆良い点/注目ポイント
・芸術の都があるお国柄か授業の詩の解釈とか熱が相当入っているし、パーティーの会話のアーティストの好みについての議論など文学・哲学・芸術などが当たり前に浸透している成熟した社会のあるべき姿を垣間見えます。
・濡れ場のシーンは芸術というよりガチでエロいです。
・世の中の男はエマの行動様式に学ぶ点が多々あります。彼女の浮気を許さないのはありきたりですが、カフェで元カノとの再会でアグレッシブに攻められても平常心を保てるところがサムライです。アデルが鼻水だらだらで「消えて」というセリフも心に刺さりました。

◆改善点
・平成時代の日本のように公共の場で高校生が喫煙・飲酒をしているシーンは普段ハリウッド映画に慣れている人は違和感を感じるかもしれません。

◆総括
・アラビア語を話せる映画俳優のNYについての話が印象的でした。

-2020年 125本目-