このレビューはネタバレを含みます
同じ人間が同時に複数の場所で目撃される現象を題材にしたホラー作品。
『シックス・センス』を超える結末!というアオリがついているが、大抵この手の文句は大げさである。と言っても全くダメだったわけではなく、ラストなどはとても悲し気で泣けた。
本人のニセモノであるバイロケーションの設定が、話が進むにつれ徐々に明らかになっていく構成が上手く、ひきこまれていった。
主人公が画家を夢見る新婚の女性で、彼女本人とそのニセモノの運命の分かれ目がラストで判明するのだが、その結末が本当にせつない。
今回観たのが「表」バージョンで、もう一つ劇場公開された「裏」バージョンがあるらしくそちらは結末が違うとか。いずれレンタル開始するのだろうか?