大学教授の悟、ギャンブラーの鷹、体育教師の勲、元ホストの葵。四人の父親と同居する高校生の由紀夫は彼らから受ける愛情に少し煩わしさを感じていた。クラスメイトの多恵子に「父親全員に似ている」と言われ複雑な思いを抱いたある日、由紀夫は鞄の盗難事件を目撃する。
4股掛けてた母親が妊娠して、男全員振ろうとしたら全員に泣きつかれて、結局誰とも別れずに5人で暮らす。…母親がとんでもねぇFemale dogだ！∑(ﾟДﾟ)
4人とも別れるのを拒否して共有したがる程の女性ってどんな人なんだろう。最後に父親たちが揃って「お前は彼女の魅力を全然わかってない！」と由紀夫を怒るシーンがあるが母親は終ぞ登場しなかった。見てみたかったな。
各父親が個性的で面白い。役割分担がキチンとしてて、父親間の仲も良い。そして、それぞれに由紀夫と母親の事を愛している。この家族の絆、愛情は他人には到底理解できない。
息子救助にあたっての作戦も、突拍子もない作戦で面白かった。全く予想外。伏線は分かりやすかったけど。作戦の時の忽那汐里も結構スマートで、役に立たないヒロインのポジションじゃなくて良かった。
事件の結末は少ししょぼいがまあ真相なんて、得てしてこんなものかと。こじんまりした感じはあったがコメディ+ミステリーで面白かった。
