このレビューはネタバレを含みます
「キムチで子どもを食わせてきた」というパンチライン。
これは日常的な対話でもあり、非日常的なセッティングでもある。
気仙沼のシリーズは無印よりも生活の話が強かった。
カメラの位置毎回どこにある…
何をおいても、最後の夫婦のドキュメンタリーはこの形式でなければ成立しなかっただろう。素直に感動した。最後に全部持ってかれてしまった。正面からのショットが無ければ映画としても成立していなかった気がする…
>>続きを読む「語り得るもの」と「語り得ないもの」。
「じゃなくて」のフェイント。
いきなりの逆光。
「生き残ること」というリアリティの形成過程が伺える。
「運良く生き残った人」は、運ではなく勘が原因のよ…
気仙沼で被災した人たちが、近しい間柄同士で話し合ったり、監督のインタビューを受けたり。被災から現在に至るまで、そして将来への展望を話していると、段々にその人が奥底に、固有に持っているものが顕れてくる…
>>続きを読む 会話の「面白さ」(失礼な表現だが)において前2作よりも劣るといった印象で、それでも興味深く見ていると、最後に出てくる夫婦の会話にくそどっちらけとなる。やばいって。この要領の得なさは尋常じゃない。
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徹底的に客観的で論理的でシリアスな中に時折純度の高い愛みたいなものが垣間見えるのめっちゃ濱口監督作品っぽかった。ドキュメンタリーなのに。あのギャップがたまらないんだよ。
被害状況やそれ以降の生活が…
映画の大概な感想は東北三部作の第一作「なみのおと」と同じ。
この作品で注目したのは、最後から一つ前(だったかなぁ?)の気仙沼で事業(潜水関係だったかなぁ)をしているご夫婦のインタビュー。インタビュー…