梅ちゃん

陽なたのアオシグレの梅ちゃんのレビュー・感想・評価

陽なたのアオシグレ(2013年製作の映画)
4.3
おっとりしていて空想好きの男子小学生ヒナタ君が、思いを寄せる同級生のシグレちゃんへ気持ちを伝えるお話。ファンタジー表現をふんだんに交えて描いた、18分のショートフィルムアニメ。

個人的に子供が頑張る作品は評価が高くなる傾向にあり、好きな女の子のために男の子が一生懸命に走る等という展開は無条件で泣きます。この嗜好は、人格形成期に『コナン(未来少年の方!)』や『ラピュタ』で植え付けられた呪いのようなものなのでしょう。罪深い男だぜ、駿。

石田祐康監督の作品はYouTubeで鑑賞できる『フミコの告白』(2分位なので超見易い)位しかチェックしていませんが、どちらもアクション表現が突き抜けており、疾走感の演出が巧みな監督さんということがよく分かりました。

いずれにしても、キャラクターデザイン、世界観、そしてアクションシーンがハイレベルな、ちょっと世界に誇れちゃうクラスの傑作だったと思います。

わたしちょっと『ペンギン・ハイウェイ』見てきますね。