キットカットガール

陽なたのアオシグレのキットカットガールのレビュー・感想・評価

陽なたのアオシグレ(2013年製作の映画)
2.8
スピッツの『不思議』がどの様に使用されているのか気になり鑑賞。短編なのでぱぱっと観られた。

まず、内容は本当にベタなラブストーリー。何処かで聞いたことあるような展開で、正直私の心には響くものはなかった。加えて、下着のシーンも必要性が分からないというか...。ピュアで通したいのか否か、理解に苦しんだ。

ただ、後半のおそらく本作の山場であるシーンは少し観入った。ここで『不思議』が流れるのか!と、ファンからすると音楽だけでかなり心持っていかれるけれど、不思議とアニメーションとマッチしていてドラマチックではあった。躍動感のある回り込みカメラワークや、スピードや空の広大さを感じさせる演出は観ていて清々しかった。鳥達がバァーと空を駆け抜けていくシーンは気分が上がった。
とはいえ、あまりこういう事は書きたくないけれど、スピッツの楽曲が起因してこのシーンを好意的に受け止めたのかもしれない...恐らく。その為、スコアは2.8。