夏来

わたしの名前は...の夏来のレビュー・感想・評価

わたしの名前は...(2013年製作の映画)
3.1
言うなれば映画学校の卒業制作、やりたいことを全て詰め込んで二時間超えの長尺!といった感じの映画。もっと端的に言ってしまいましょう、あまりの素人臭さにズッコケました。
影のある美しい少女、トラブルのある家庭、過去を持つスコットランド人のトラックドライバー、美しいキッドナップ・ツアー、意味ありげな映像色の切り替わりと象徴的なシーン、意外な結末。それらを、さすがは世界に誇るファッションデザイナー!という色彩感覚で切り取っていくわけですが、いかんせん「映像」として稚拙。静止画であればハッと目を引くような場面も、続くとクドく、一辺倒に感じてしまいます。また、カメラワークもとっちらかってるというか、手持ちっぽい粗さのあるシーンが多くて疲れます。これ狙ってるのかもしれないけど、何狙いなんだいったい…

とは言っても、全てを引き込む主人公の少女の目力に、簡単に捨て置けない強さと、強烈なフックを感じました。
なにより、ピートと彼女の道中は、笑っちゃうくらい愛おしいものでした。