馬々と人間たちの作品情報・感想・評価

「馬々と人間たち」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

舞台劇「エクウス」でも、馬は「視線」として描かれているように、間近で見る馬の目は巨大でぎょろりと突きだして、人間よりも少し高い位置にある。
高級とされる馬革は薄く滑らかで、生きている馬の筋肉のオウトツに合わせ美しい陰影を映し、たびたび絵画や彫刻のモチーフにもなる。
「種馬」という言葉が精力絶倫な人間の男性を差すように、巨大な陰茎は畏怖としてとらえられている。
その一方で人間の移動手段として、娯楽として、農耕用の重機として、理不尽なまでの労働を課せられもする。
ラスト、追い立てられた野生の馬たちと人間が囲いの中で混然とうごめく様子は象徴的だ。防寒具を着た不恰好な人々が美しく躍動する馬を捕えるために、ひどく暴力的に振舞い、ときに跳ね除けられる。
馬好きには目の保養になったり、絶叫しそうなくらい残酷だったりする映画。

本作は馬目線で人間の行動を描かれているため特にストーリー的なのはない。
馬って3-4歳程度の知能があるんだけど、例えば子どもからみたら大人って何やってんの?わかんない。って感覚を小さいころ誰しもが持ったと思う。ああいう世界観の映画。

ひとえに、馬が好き…馬のボディランゲージに興味ないとすんごくつまんないと思う。

個人的にはアイスランドホースしかしない走り方「トルト」や独特の青い目、寒冷地特有のフワフワの毛並みが観れて幸せ。
逆に序盤で馬が殺されるシーンは不愉快だったなぁ…
bun

bunの感想・評価

3.5
記録
hinano

hinanoの感想・評価

3.3
アイスランド発、タイトル通り馬々と人間たちを取り巻く群像劇。

アイスランドの馬に関するトリビアがないと楽しめないのが正直なところ。ですが、ポスターにも描かれているシーンをはじめ衝撃的な映像も多く、また意外にもブラックな表現がふんだんに盛り込まれており、一風変わった雰囲気を楽しめる作品でした。
riekon

riekonの感想・評価

4.0
馬と村?の人々のお話し。
淡々としていながら突然大変なことが起きて面白いです。
馬が髪をなびかせて歩く姿が素敵。
最後のイベント?がよくわからなかったけど野良馬(笑)を集めて来たのかなぁ?
ペジオ

ペジオの感想・評価

3.6
冒頭の馬の走り方がブスで可愛くて、馬々しくて、もう面白い

馬絡みの「人間ってオ・ロ・カ」なエピソードが綴られていく構成の中で、お隣さん(1㎞くらい距離ありそう)を双眼鏡で監視し合ってたり、度々の葬式に集まるメンツ毎回一緒っていうアイスランドの村社会文化が結構興味深かった

根底に流れる、業深き人間をそれでも肯定する様な作風はクストリッツァ的
ひ

ひの感想・評価

3.8
馬の交尾と人間の交尾、両方見れる
有刺鉄線はこわい
ストーリーはいまいち掴めないまま…でもこの感じ嫌いじゃない。
風景もキレイだし、淡々とした中にも、どうやって撮ってるんだろっていうショッキングなシーンも盛り込まれていて観ていて飽きなかった。
レヴェナントでも馬の中で暖を採るシーンがあったけど、あの状況なら常識なんやろか?
人間と馬の愛情と強制に満ちた関係を描く群像劇と思いきや、最後は馬を媒介にして人間が関係してく。しかも、馬みたいに生成変化してる。
アイスランドの雄大な自然美もいい。ただなんかちょっとアイルランドっぽい。この両国の景観は似ているのかな??
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