栗林55

インセプションの栗林55のレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
4.8
【あなたは、ここが夢の世界じゃないと言い切れますか?】


現実と夢の区別がつかん時って、誰でもきっと経験したことありますよね。いわゆる明晰夢。僕も何度かあるし、それこそ夢の中で夢を見たこともあります。よくこの設定だけで2時間以上できたなぁ‼︎😮感心しかないです。

ノーラン監督作品は、"ダークナイト3部作"と"TENET"は見たことがありました。ダークナイトはまぁ言うてもヒーローもので、TENETは意味不明すぎました。その次に見たインセプション…むちゃくちゃオモロイやん‼︎‼︎😆


アイディアを盗むのが"エクストラクション"で、アイディアを植え付けるのが"インセプション"。
夢の設計、夢の武装、夢の共有、夢の階層構造、虚無の層、夢から覚める"キック"…他にも入念に作り込まれた設定がたんまり!
難しいから何度も見ないとポンコツな僕では分かりきれないと思うけど、それはむしろ良いことや😁このくらいの難解さがちょうどいいわ〜たまらん‼︎いろんな解説読んだら読んだで楽しい‼︎絶対また見るで😆

ストーリー性を考えると、<あんたら勝手に何やってんの感>は若干感じます笑。初めのサイトーとの戦いもよく分かんなかった(要らんかった?)し、始まって三分の一くらいの時間は設定の説明に費やすので。途中若干だれたのか、それか僕が理解追いついてないだけで大事な話やったのかわからんところがあった気がします(夢を見てたかも😳)

でもこの作品は、コブが過去(夢)と向き合うという味付けでもう十分。初めにアリアドネが同じ目線で、コブからしっかり説明を聞いてくれるので理解もしやすいし。あとは、圧倒的な世界観と設定、そしてそこに含みが持たされる作品で、僕の大好きなジャンルでした!完璧に没入しました。

アクションが苦手と言われるノーラン監督ですが、今作はアクションも特に違和感はなかったと思います。最後のスノーボードでの戦いも迫力ありました!(雪で誤魔化した?笑)

俳優陣がまた豪華すぎでしょ!
ワイルドながら小顔で可愛らしいのに瞳の奥の哀愁が訴えかけてくるレオ様は、主人公コブに適役でしたね‼︎さらに、右腕役がよく似合うジョセフ・ゴードン=レヴィット、渋いし悪っぽいのにめっちゃ頼れる男なトム・ハーディ、見た目弱そうってか賢そうってか掴みどころないキリアン・マーフィー、美しさの裏にある狂気が滲み出るマリオン・コティアール。さらにさらに、日本人の誇りであるケンワタナベも重要な役柄で、オマケにミスター信頼感重鎮感のマイケル・ケイン。くぅ〜っ!楽しすぎやろ‼︎🤣

ドレミファソラシドの音階の爆音。音響はうん、安定のノーラン監督的なあのいかつい感じです‼︎👍マジ最高だぜ。そしてENDクレの最後で"Non, je ne regrette rien"がかかるのね‼︎見てる方にあたかも夢やったんかと思わせるような演出やん。すごいぞ…そこまでこだわるのか…‼︎‼︎👏👏

今まで見てきた映画の中で、ラストにかけての盛り上がる興奮は一番かもしれない。ミッションは明確で、冒頭の伏線も繋がり、同時並行に行われている危機をクロスカッティングで臨場感たっぷりに魅せて、痺れた〜‼︎‼︎🤣

そして、最後どう考えるかはあなた次第…ね。もぅっ…大!大!大好きです!!🤗
このパターンが嫌な流れの作品もあるけど、このストーリーではこれがベストでしょ!ENDクレ入った瞬間、『やんな〜‼︎😆』って言ってしまいました笑笑

最高の作品でした‼︎今更ながら、ノーラン監督追いかけます💨






あれ…投稿したよね…?これは夢か現実かどっちや!クソっ…しゃーない、確認するか…あっ!しまった…トーテムを決めんの忘れてた……誰か〜キックして〜‼︎
栗林55

栗林55