おん

インセプションのおんのレビュー・感想・評価

インセプション(2010年製作の映画)
5.0
Inception

ドミニクコブは世界屈指の産業スパイで、その手法は夢に入り込みそこから情報をエクストラクトすること。
サイトーから依頼を受けた内容は、ライバル会社への社長息子に、エクストラクトを上回る難度の夢を植え付ける’インセプション’だった。

もう何回見たかわかりませんが、個人的には人生のベストテンに確実に入る大好きな作品。
自分のノーランデビュー作にしてこんなストーリー考えられる人間の脳みそどうなってるんやと衝撃を受けたことを思い出す。

とにかくクロスカットのオンパレードでクライマックスでは4つの世界を同時に描いているにも関わらず、全く混んがらがることのない映像組立はアッパレとしか言いようがない。

インターステラーでも感じますが、ノーラン作品はSFの中にも明確なルールが決められていることが多く、すごく理にかなった構成・展開になっていることが好み。

初見ではなかなか理解しきるのが大変ですが、今作でも、夢の階層、キック、時間の流れ方のルールが理路整然と並べられそれらがきちんと守られているのが非常に好印象。

さまざまな議論がなされた最後の終わり方ですが、個人的にはハッピーエンドの解釈。

大好きなノーラン作品の中でも1,2を争う大傑作です。

繰り返し見るとその度に違う楽しみが見つけられるのがノーラン作品の魅力の1つだと思っているので、まだの方ももう見られた方も是非ご視聴ください!
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