このレビューはネタバレを含みます
クリストファー・ノーラン脚本・監督。一度見たはずだけど、覚えてなかったので再鑑賞。
今までも夢からさめてもまた夢だったオチや、いろいろあってけど夢でしたオチも出尽くした感もあったけど、さすがはノーラン。夢の夢のまた夢って。三重構造になっていて、深い階層に潜って行くほど時間の流れがはやいって設定もなんだかリアル。
現実と夢その1、夢その2、夢その3で4つのストーリーやコブの世界など複数の話が進みながら、街が反り返るようなCG、アクションはカーアクションから銃撃戦や無重力まであり。
シーンも日本調から中東、雪上、空想のビルディングとなんでもありでこれでこのストーリーでこの出演者なら他の映画4〜5本取れそう。これでもかの演出で2時間越えも気にならなかった。(ストーリーが甘くなっちゃうのには目をつむろう)
ラストはインセプション(植え付け)には成功して、コブが子供たちに会えてよかったねってなるけど…。ちょっと待てよ。
植え付けられた方はたまったもんじゃないね。自分の家族に会うために、人の記憶を操作。しかもこれといった大義もなかったしね。
個人的にはストーリーの緻密さとユーモアがある作品が好きなので、個人的趣味を除けば5点って感じ。